サントリーとニッカはつながっていた?朝ドラ『マッサン』で知った日本ウイスキーの原点

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朝ドラ『マッサン』の再放送を見ていて、改めて気になったのが、マッサンこと亀山政春が勤めていた「鴨井商店」です。

ドラマの中では、洋酒づくりに情熱を注ぐ会社として描かれていましたが、調べてみると、この鴨井商店のモデルは、現在のサントリーの前身にあたる「寿屋」でした。

そしてさらに驚いたのが、マッサンのモデルである竹鶴政孝が、寿屋で日本初の本格ウイスキーづくりに関わったあと、独立してニッカウヰスキーを創業したという流れです。

今ではサントリーとニッカは、日本を代表する別々のウイスキーメーカーという印象があります。

しかし、日本のウイスキーの歴史をたどると、両社はまったく無関係ではなく、同じ時代の同じ夢から始まった深いつながりがあったのです。

この記事では、朝ドラ『マッサン』をきっかけに気になった、サントリーとニッカの関係、日本ウイスキー誕生の原点について、わかりやすく解説します。

目次

朝ドラ『マッサン』とは?

NHK連続テレビ小説『マッサン』は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝と、スコットランド出身の妻リタをモデルにした物語です。

ドラマでは、主人公の亀山政春を玉山鉄二さん、妻の亀山エリーをシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じました。

竹鶴政孝は広島県竹原市の造り酒屋に生まれ、のちに本場のウイスキーづくりを学ぶため、スコットランドへ渡りました。ニッカ公式サイトでも、竹鶴政孝は広島県竹原町、現在の竹原市の造り酒屋の三男として生まれた人物と紹介されています。

つまり『マッサン』は、夫婦の物語であると同時に、日本の本格ウイスキーづくりの始まりを描いた作品でもあります。

鴨井商店のモデルは現在のサントリー

ドラマに登場する鴨井商店は、実在した「寿屋」をモデルにした会社と考えられています。

寿屋は、現在のサントリーにつながる会社です。

ドラマの堤真一演じる鴨井欣次郎は、サントリー創業者の鳥井信治郎をモデルにした人物とされています。

鳥井信治郎は、日本人の味覚に合うウイスキーをつくるため、大阪府の山崎に蒸溜所をつくりました。サントリー公式サイトでも、山崎蒸溜所は「日本のウイスキーのふるさと」と紹介されています。

ドラマを見ていると、鴨井商店は架空の会社のようにも見えます。

しかし、その背景には、サントリーの前身である寿屋と、日本初の本格ウイスキーづくりの歴史が重なっているのです。

ドラマでは、鴨井商店が山崎にウイスキー工場を作りました。サントリーの工場が山崎にあるのは知っていたので、ひょっとして鴨井商店はサントリー?と思って調べた結果、ドンピシャでした。驚きました。

竹鶴政孝はサントリーのウイスキーづくりに関わっていた

ここが一番驚くポイントかもしれません。

ニッカウヰスキーの創業者として知られる竹鶴政孝は、独立する前に、寿屋でウイスキーづくりに関わっていました。

竹鶴政孝はスコットランドで本格的なウイスキーづくりを学び、日本へ帰国しました。

その後、鳥井信治郎のもとで山崎蒸溜所の建設やウイスキーづくりに携わります。

山崎蒸溜所は1924年に竣工し、日本で最初の本格ウイスキー製造工場となりました。竹鶴政孝はその工場長に就任したとされています。

つまり、日本の本格ウイスキーづくりの出発点には、鳥井信治郎と竹鶴政孝の存在があったのです。

サントリーとニッカはライバルであり、原点でつながる存在

現在のイメージでは、

・サントリー
・ニッカウヰスキー

は、それぞれ別々の会社であり、ライバルのように見えます。

実際、現在は別会社として、それぞれ独自のウイスキーをつくっています。

しかし歴史をたどると、竹鶴政孝はまず寿屋、現在のサントリーにつながる会社で本格ウイスキーづくりに関わり、その後に独立してニッカウヰスキーを創業しました。

つまり、サントリーとニッカは単なる別会社ではなく、日本のウイスキー誕生という同じ原点に関わった存在と言えます。

「サントリーとニッカはつながっていたのか」と知ると、ドラマの見方も少し変わりますよね。

竹鶴政孝が独立してニッカを創業

竹鶴政孝は、寿屋での経験を経たあと、自分が理想とするウイスキーづくりを追求するために独立します。

そして北海道余市に蒸溜所をつくり、のちのニッカウヰスキーへとつながっていきます。

ニッカ公式サイトでも、竹鶴政孝はスコットランドの製法や精神を学び、NIKKAを創業した人物として紹介されています。

余市が選ばれた理由には、スコットランドに似た冷涼な気候や自然環境があったと言われています。

竹鶴政孝にとって、北海道余市は、自分が理想とする本格ウイスキーづくりを実現するための場所だったのでしょう。

『マッサン』を見ると日本ウイスキーの歴史が見えてくる

『マッサン』は、夫婦の愛情や異文化の中で生きるエリーの姿が印象的なドラマです。

しかし、もう一歩踏み込んで見ると、日本のウイスキーの歴史を知るきっかけにもなります。

特に、

・鴨井商店は現在のサントリーにつながる会社がモデル
・マッサンのモデルはニッカ創業者の竹鶴政孝
・竹鶴政孝は寿屋で山崎蒸溜所に関わった
・その後、独立してニッカウヰスキーを創業した

という流れを知ると、サントリーとニッカの関係がとても興味深く見えてきます。

日本のウイスキーは、最初から大きな産業だったわけではありません。

本場スコットランドで学んだ技術、日本人の味覚に合う酒をつくりたいという情熱、そして理想を追い求める挑戦が重なって、少しずつ形になっていったのです。

Q&A

Q. 鴨井商店は実在した会社ですか?

ドラマ上は架空の会社ですが、モデルはサントリーの前身である寿屋と考えられています。

Q. マッサンのモデルは誰ですか?

マッサンこと亀山政春のモデルは、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝です。

Q. サントリーとニッカは同じ会社だったのですか?

同じ会社ではありません。ただし、竹鶴政孝がサントリーの前身である寿屋で本格ウイスキーづくりに関わり、その後に独立してニッカを創業したため、歴史的なつながりがあります。

Q. 山崎蒸溜所と竹鶴政孝は関係がありますか?

あります。山崎蒸溜所は日本初の本格ウイスキー製造工場とされ、竹鶴政孝は工場長に就任したとされています。

まとめ

朝ドラ『マッサン』で気になった鴨井商店。

調べてみると、そのモデルは現在のサントリーにつながる寿屋でした。

そして、マッサンのモデルである竹鶴政孝は、寿屋で日本初の本格ウイスキーづくりに関わったあと、独立してニッカウヰスキーを創業します。

今では別々の会社として知られるサントリーとニッカですが、日本のウイスキーの歴史をたどると、同じ原点でつながっていたことがわかります。

『マッサン』を見ていて感じた小さな疑問から、日本のウイスキー誕生の物語にたどり着けて、面白い発見でした。

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