
「お料理中に“濾し器”が必要になったのに、家にない…!」 そんな経験はありませんか?
でもご安心ください。実は、家の中にある身近なアイテムを使って、濾し器の代わりになるものがたくさんあるんです。
この記事では、お金をかけずに、手軽にできる“濾し器の代用品”について、わかりやすくご紹介します。
濾し器ってどんなときに必要なの?
そもそも濾し器の役割とは
濾し器は、液体と固形物を分けたり、細かいカスを取り除いたりするための調理器具です。料理だけでなく、手作りコスメやお掃除のときにも活躍します。
濾し器が活躍する場面
たとえば、
- 出汁をこすとき
- 豆乳やヨーグルトの水切り
- 手作りジャムの仕上げ
- 油の再利用時のこし作業 など
さまざまな場面で役立ちます。
濾し器がない時も、工夫でカバーできる!
そんな時に使える代用品を知っておくと、とても便利で安心です。
自宅でできる!濾し器の代用品10選
① コーヒーフィルター|手軽で万能
紙製のコーヒーフィルターは、スーパーやコンビニなどで手軽に手に入る上、使い捨てできるので後片付けも簡単です。細かいカスもきちんとキャッチしてくれるので、出汁やスープ、天ぷら油のこしにも活用できます。ペーパーフィルターの構造上、水分がスムーズに通り、濾し時間も短くて済むのが嬉しいポイントです。
② ストッキング|伸縮性が便利
未使用のストッキングを適度な大きさにカットし、コップやボウルにセットするだけで、即席のフィルターになります。目が細かいため、細かい粒子もきれいに取り除けます。特に豆乳や米のとぎ汁をこすときに便利。使用後は洗って再利用も可能ですが、衛生面に注意して1回使い切りにするのがおすすめです。
③ クッキングシート|油や熱にも対応
クッキングシートは耐熱性があり、揚げ物後の油こしなどにも使える優れものです。しっかりした素材なので破れにくく、液体をゆっくりと通しながら不純物を取り除くことができます。半分に折ってカップにのせるだけで、即席フィルターに早変わり。切り込みを入れて流れやすくする工夫も◎。
④ キッチンペーパー|手に入りやすい
どのご家庭にもあるキッチンペーパーは、まさに万能な代用品。柔らかい素材ながら、適度な吸収性と目の細かさがあるため、出汁やスープのこしに向いています。たっぷりの水分を一気に流すと破れやすいため、少しずつ丁寧に濾すのがコツです。使い終わったらそのまま捨てられる手軽さも魅力です。
⑤ ざる+ガーゼや布巾|昔ながらの知恵
ざるの上に清潔なガーゼや布巾を重ねることで、しっかりとした濾し器になります。特に手作り豆腐やヨーグルト、水切り野菜などにおすすめの方法です。ガーゼは薬局や100円ショップでも手に入るため、コスパも◎。布巾は厚みがありすぎると濾しにくいので、適度な薄さのものが理想です。
⑥ 不織布マスク(新品)|細かい濾しに最適
未使用の不織布マスクは、実は細かい濾しに適しています。たとえば、細かい茶葉やスパイスをこしたいときなどに便利です。ヒモ部分をカットして広げ、フィルターとして使用します。ただし、もともと食品用ではないため、安全性や衛生面には十分注意し、自己責任でご使用ください。
⑦ 布ナプキンやさらし布|再利用可能でエコ
布ナプキンやさらし布など、自然素材でできた布は何度も洗って使えるので、とても経済的です。使う前後にしっかりと洗浄・消毒を行えば、食品にも安心して使えます。特に手作り豆腐やおからなど、水分を絞り出したい場面にぴったりです。環境にもやさしいので、エコ派の方にもおすすめですよ。
⑧ キッチンタオル|大きな具材に便利
厚手のキッチンタオルは、スープや煮物の具材を分けるときに便利です。やや粗めの目なので、細かい濾し作業には向きませんが、ざっくりとした濾しにはぴったり。洗って何度も使えるので経済的ですし、使わなくなったタオルを再利用するのもおすすめです。
⑨ 野菜ネット|水切りにも便利
みかんや玉ねぎなどが入っていた野菜ネットも、意外と濾し器として役立ちます。目が粗いため、細かい濾しには不向きですが、パスタの水切りや大きめの具を分ける作業にはぴったり。しっかり洗ってから使うようにしましょう。
⑩ 水切りネット(排水口用の新品)
新品の排水口用水切りネットは、耐水性・通気性に優れていて、料理にも応用可能です。特に揚げ物油のこしや、お米のとぎ汁の濾過などにおすすめです。ただし、食品用ではないため、異臭や化学薬品の移り香がないことを必ず確認し、慎重に使用してください。
代用品を使うときの注意点
衛生面に注意!
使い捨てできるものは1回で処分。布類はきちんと洗って乾かしましょう。
素材によって適した用途を見極める
熱に弱い素材(ストッキングや一部のペーパー類)は、油を濾すときには不向きです。
無理せず安全に使う
本来の用途と異なる使い方になるので、無理せず、安全第一で使いましょう。
代用品選びで失敗しないための3つのコツ
① 濾すものに合った素材を選ぶ
水っぽい液体、粘度があるもの、熱いもの…など、目的に合わせて選びましょう。
② 耐久性・使いやすさ・コスパで判断
何度も使えるか、目の細かさは適しているかなどもポイントです。
③ おうちにある物を“見直す”ことからスタート!
代用品は「買う」より「あるものを使う」が基本です。身近なアイテムを活用してみましょう。
体験談・よくあるQ&A
Q1:コーヒーフィルターは破れない?
丁寧に使えば大丈夫ですが、水分量が多すぎると破けやすくなるので注意。
Q2:ストッキングはどれくらいの厚さがいい?
30〜60デニールくらいが適度です。厚すぎると濾せず、薄すぎると破れます。
おすすめTOP3
1位:コーヒーフィルター(万能) 2位:ざる+布巾(安定感) 3位:キッチンペーパー(手軽さ)
まとめ|身近なもので工夫して、家事もエコも両立!
濾し器がなくても、工夫次第でなんとかなるもの。
お金をかけず、身近なものを活用して、エコで経済的な暮らしを楽しみましょう。
今日からすぐに使えるアイデア、ぜひ取り入れてみてくださいね。