
冷めた春巻き、レンジで温めたらベチャッと…そんな経験ありませんか?
この記事では、春巻きをサクサク美味しく温め直す方法を、調理器具別にご紹介します。
春巻きがしなしなになる理由とは?原因と対策を徹底解説!
せっかく温め直した春巻きが、ベチャッとして皮がしんなり…という経験はありませんか?
実はこれは、いくつかの具体的な原因によって起こります。
1. レンジで加熱しすぎて水分が出る
原因
電子レンジは食品の内部水分を一気に加熱するため、具材の水分が春巻きの皮に移ってしまい、しなしなに。
対策
- レンジは短時間だけ使用(600Wで20〜30秒目安)
- その後にトースターやフライパンで焼くのがベスト
2. 冷蔵保存中に皮が水分を吸収している
原因
冷蔵庫の中では、具材から出た水分や冷気の影響で皮が水分を吸って柔らかくなる。
対策
- 冷蔵前にキッチンペーパーで水分を軽く吸い取る
- ラップではなくアルミホイルで包むと水分調整しやすい
- 冷蔵保存より冷凍保存の方が皮の劣化を防げる
3. 再加熱後に放置することで蒸気がこもる
原因
加熱直後にラップをかけたり皿に置いたままにすると、蒸気が皮に戻り、パリパリ感が失われてしまう。
対策
- 加熱後はすぐに皿から外して網の上などで冷ます
- 可能ならペーパータオルを敷いた皿で蒸気を吸わせる
4. 加熱方法が弱火 or 加熱不足
原因
中途半端な温度で加熱すると、表面が焼き上がらず、水分だけが滲み出て皮がぐにゃぐにゃに。
対策
- トースターなら1000W前後、中火でしっかり加熱
- 表面に軽く油を塗ることで水分バリアを作る
5. 冷凍春巻きの自然解凍
原因
冷凍した春巻きを自然解凍すると、具から出た水分が皮に吸収されて加熱前から柔らかくなる。
対策
- 冷凍のまま加熱に入ること
- 電子レンジ→フライパン or トースターの二段階加熱がおすすめ
まとめ
原因 | よくある状況 | 効果的な対策 |
---|---|---|
レンジの加熱しすぎ | 忙しくて一気に加熱 | 短時間→焼き直しがベスト |
冷蔵保存の水分吸収 | 翌日に食べようとした | キッチンペーパー&ホイル包み |
再加熱後の放置 | 温めてからすぐ食べなかった | 網に置いて余分な蒸気を逃がす |
火力が弱すぎる | 表面がベタつく | 中火以上でしっかり焼く |
自然解凍してしまった | 冷凍から常温に戻した | 凍ったまま加熱開始 |
アドバイス
- 皮の厚さが薄い春巻きほどしなしなになりやすいので注意
- 再加熱前に薄く片栗粉を振ると水分が逃げやすくなり、パリパリ感アップ!
調理器具別|春巻きを美味しく温め直す方法
それぞれの加熱器具の特徴・向き不向き・仕上がりの違いを押さえれば、春巻きの温め直しが格段に上手くなります。
1. 電子レンジ+トースター(または魚焼きグリル)

特徴
- 【メリット】時短&手軽!外カリ中ジューシーの理想的な仕上がり
- 【デメリット】2段階加熱がやや面倒、トースターがないと再現困難
手順詳細
- 電子レンジで加熱(600Wで20~30秒)
→ 中の具を温める目的。長時間はNG!水分が出てベチャつく原因に。 - すぐにトースターで焼く(1000Wで3~5分)
→ 両面を返しながら焼くと、皮がパリパリに。
コツ
- トースターにはアルミホイルを敷き、くしゃくしゃにして敷くと余分な油が落ちて皮がパリッと仕上がる。
- 焼く前に表面に油を薄く塗ると、揚げたて感がさらに復活。
2. フライパン(油あり・油なし両対応)

特徴
- 【メリット】皮のパリパリ感が最も再現しやすい
- 【デメリット】焦げやすい・油はね注意
手順詳細
- 油なしバージョン
- フライパンを中火でしっかり予熱
- 春巻きを入れてフタをせず両面焼く(2~3分ずつ)
- キッチンペーパーで軽く押しながら焼くと余分な油も取れる
- 油ありバージョン(焼き揚げ風)
- フライパンに小さじ2〜大さじ1の油を入れる
- 中火〜強火で両面がキツネ色になるまで焼く(各2~3分)
コツ
- 焼く直前にキッチンペーパーで水分を拭き取ると、はねずに済む
- 一度に焼きすぎると温度が下がるため1〜2本ずつがおすすめ
3. オーブン(ガス or 電気)

特徴
- 【メリット】一度に大量に加熱できる/ムラなく温められる
- 【デメリット】時間がかかる/庫内が乾燥するため水分調整が必要
手順詳細
- オーブンを180~200℃で予熱(重要)
- 焼き網に春巻きを並べ、上下段を使って10〜15分焼く
- 途中で裏返す+霧吹きで水分を少し加えるとしっとり感が保てる
コツ
- 焼き網の下にトレイを置くと、油受けにもなって掃除が楽
- 時間調整しながら10分→反転→さらに5分の2段階加熱がベスト
4. 魚焼きグリル(ガスコンロ内蔵)

特徴
- 【メリット】表面を一気に焼ける/外カリ仕上げが得意
- 【デメリット】中まで温めにくい/焦げやすい
手順詳細
- 弱火で予熱(網にアルミホイルを敷いておくと◎)
- 両面を1〜2分ずつ焼く(中火〜強火)
- 焼き色がついたら、予熱で中までじっくり温まるのを待つ
コツ
- 蓋付きグリルであれば加熱後2分間放置すると余熱で中までじんわり
- 皮の焦げ防止には途中で裏返す+遠火設定が有効
5. ホットプレート(家族分のまとめ温め向け)

特徴
- 【メリット】大量加熱&見ながら焼ける/ホームパーティに最適
- 【デメリット】パリパリ感はやや劣る
手順詳細
- ホットプレートを中温(160〜180℃)に設定
- 油をほんの少し垂らし、春巻きを並べる
- 両面をじっくり3分ずつ焼く(フタ不要)
コツ
- 食べる直前に焼けば常に熱々!おかずの一品としても演出力アップ
- ホットプレート+トング+キッチンバサミでお子さまも楽しく食べられる
まとめ|使える器具と状況に応じてベストな温め直しを!
調理器具 | 向いている人 | 仕上がり | 所要時間 | 一言ポイント |
---|---|---|---|---|
レンジ+トースター | 手軽に揚げたて感を出したい人 | 外カリ中ホカ | 約5分 | 忙しい日に最適 |
フライパン | サクサク命の人 | 超カリッと | 約6分 | 香ばしさ重視 |
オーブン | まとめて作業したい人 | 均一にカリ | 約15分 | パーティ用◎ |
魚焼きグリル | 高火力派 | カリカリ | 約4分 | 焦げ注意 |
ホットプレート | 家族や来客向け | 中パリややしっとり | 約10分 | 盛り上がる調理法 |
冷凍春巻きのリメイク術|余った春巻きを美味しく変身させるアイデア集
冷凍庫に眠っている春巻き、どう食べるか迷っていませんか?
そのまま温めるだけではマンネリ…という方に向けて、冷凍春巻きを使ったリメイクレシピをご紹介します。
パリッと食感が復活するものから、まったく違う一品に変身させるアイデアまで、今日からすぐ試せます!
1. 春巻き丼|温玉のせで贅沢ランチ
こんな人におすすめ: ご飯が余っていて簡単に済ませたいとき
- 解凍・温めた春巻きを一口サイズにカット
- 温かいご飯に乗せ、温泉卵+甘酢だれ or ポン酢+マヨをかける
- ネギや刻み海苔を添えて完成!
★ポイント:冷めた春巻きも丼にすればしっとり感が活きます。
2. 春巻きの卵とじ|和風アレンジ
こんな人におすすめ: 優しい味が食べたい夜に
- 鍋にめんつゆと水を1:3で沸かし、春巻きを加える
- 溶き卵を回しかけ、弱火でふんわり火を通す
- 小鉢に盛って、七味唐辛子やみつばを添える
★冷凍のままでもOK。中まで火が通るように加熱しましょう。
3. 春巻きサラダ|さっぱりリフレッシュ
こんな人におすすめ: 野菜と一緒にヘルシーに食べたい方
- パリッとトースターで温めた春巻きを斜めにカット
- レタスやトマト、水菜などのサラダの上に乗せる
- ごまドレッシング or チリソースをかけて完成
★ボリュームがあるのに罪悪感ゼロのランチに◎
4. 春巻きのピザ風トースト
こんな人におすすめ: 食べ盛りの子どもや軽食にぴったり
- 食パンにケチャップを塗り、薄くスライスした春巻きを並べる
- ピーマンやコーン、チーズを乗せてトースターで焼く
- チーズがとろけたら完成!
★冷凍春巻きの再利用とは思えない仕上がりになります!
5. お弁当の具にリメイク
- 春巻きを小さくカットし、カップに入れて卵焼き風に焼く
- 千切りキャベツと一緒にサンドイッチの具材にする
- カットしてスティック状にし、チーズと一緒に巻き弁に
★前日の夕飯→翌日のお弁当に変身する便利アレンジです。
6. 具材だけリサイクル!春巻きコロッケ風
皮が破れていたり、くたっとしてしまった春巻きに最適!
- 中身を取り出してマッシュポテトと混ぜる
- 丸めて衣をつけてコロッケ風に揚げるか焼く
- ソースをかけて別物料理に変身!
冷凍春巻きリメイクのコツ
ポイント | 理由・効果 |
---|---|
中までしっかり温めてから使う | 解凍ムラを防ぎ、安全に食べられる |
揚げ直しより「焼く・蒸す・混ぜる」がおすすめ | 食感をうまく活かせる |
リメイクにはカットしやすい「太巻きタイプ」春巻きが便利 | アレンジがしやすい大きさ |
冷凍春巻きは、ちょっと手を加えるだけで驚くほどバリエーション豊かな料理にリメイクできます。
パリパリ食感を活かすもよし、しんなり感を逆手に取るもよし。捨てずに美味しく再活用することで、食卓の幅も広がります。
冷凍春巻きが余ったら、ぜひ今回ご紹介したアイデアを参考にリメイクしてみてくださいね!
まとめ|冷めた春巻きも“揚げたて食感”に!
- 電子レンジ+トースターの組み合わせが最も手軽でおすすめ。中は温かく、外はカリッと仕上がります。
- フライパン加熱なら少量の油を使って「焼き揚げ」にすることで、揚げたてのような香ばしさが再現可能。
- オーブンや魚焼きグリルは一度に複数本温めるのに便利。焦げに注意しながらじっくり加熱を。
- 電子レンジだけでの加熱はNG。水分がこもってしんなりする原因に。
- 加熱前に皮に霧吹き+表面に油を塗ると、パリパリ食感がより復活しやすくなります。
ひと工夫するだけで、冷めた春巻きが揚げたてのような味わいに!
お惣菜や作り置きでも、ぜひ美味しくよみがえらせてくださいね。